防犯対策

近年、防犯に対する設備器具がかなり開発され、防犯に対する心得も少しずつではありますが、浸透してきたように思われます。　しかし、現状はごく一部の人々で、「うちには泥棒なんか入らない」「まったく関心がない」という人が多数だそうです。実際、近くに出かけるため「玄関や窓を開けっ放しにして出かけてしまう」「近所だから大丈夫」と考えている人が多いと思われますが、数分の時間で、あっという間に泥棒は侵入してくるのです。また、泥棒は入念に下見をして、その住宅の留守時間を狙って空き巣に入るというケースが多数報告されている現状だそうです。泥棒の種類には大きく分けて下記の3種類があります。

• 空き巣狙い
• 忍び込み (就寝中、使用していない部屋などに忍び込むケース)
• 居空き (家に在宅でも忍び込んでくるケース)

※統計によると(1)約76%(2)約19%(3)約5%となっております※
まずは「空き巣狙い」の対策が重要なポイントとなると思われます。

すべてではないですが、下記の項目で気になる点があるようでしたら、改善策をとってみるのもよいと思われます。

• 玄関ドアはWロック（鍵が2つ以上）であるか
• 外開き扉にはガードプレート（バール等でこじ開けられないためのプレート）がついているか
• 扉は頑丈か
• 鍵は円筒錠、インテグラル錠は防犯性が低いため、ピッキング対策をとっているか

（アドバイス）円筒錠、インテグラル錠は縦に鍵を差し込む形状のもの。一概には言えないが鍵のメーカーによって防犯性の低いものがある。現在、かなりの対策がなされているが、縦に鍵を差し込む鍵よりも、横に鍵を差し込む鍵のシリンダーのほうが防犯性に優れていると思われる。また、鍵自体が防犯性に優れている鍵が多数、メーカーから発売されている

• サッシの枠には補助錠がついているか

（アドバイス）窓より進入するときにサッシ枠に補助錠があると進入に時間がかかるため有効

• 雨戸ははずれ止めがついているか
• 破壊に強いガラスが使われているか

（アドバイス）ガラスに張り込むシート〔推奨されている厚さがある。せっかく張っても効果がない場合あり〕をガラスに張るアラーム等を設置する

• 外部から容易にはずせない面格子がついているか

（アドバイス）面格子はクロス格子の方が外部からの進入に時間がかかる

• バルコニーへ進入するために足掛かりとなるようなものを置いてないか
• 塀、垣根は内部が見通しのよいものになっているか、または容易に侵入できる構造でないか

（アドバイス）庭は玉砂利等を敷いて音が出るようにすると効果的

• 植栽は内部が見通しのよいものになっているか

（アドバイス）植栽の手入れをして、侵入者が隠れやすい場所を作らないようにする

• 窓の近くには足場となるようなものがないか

「自分の財産、生命は自分で守る」時代です。少しでも防犯対策をして、「侵入者の進入をあきらめさせる」方法を考えてみてください。

防犯上の有効手段としては

• 浸入者に対してセンサーライトで明かりをつける
• 浸入に時間をかけさす用に工夫する
• 防犯カメラ、テレビドアホンで顔や姿を監視する
• センサーつきサイレン、警報ベルの設置

等が、挙げられます。